駅弁というファーストフード
鉄道を利用した旅行をしない今、駅弁大会というスーパーのイベント以外では、まるで食べなくなった駅弁。 昔、部活の合宿へむかう際、修学旅行の車中でと、あんなにお世話になったのに、という郷愁にひたってしまいます。 駅弁をこんなに深く愛する人がいるのだなと、読みながら感心しました。 移動中に食べる、いわば買ってすぐ食べられるファーストフードなわけですが、ふたをとると現れる、箱の中の小宇宙ともいうべき、コンパクトにまとまったおかずとご飯は、日本人でしかなしえない、様式美。 おまけに、見た目だけではハズすこともあるだけに、また食べたいと思うものに出会うのは、幸運かも。 そういえば、駅弁を駅の立ち売りさんや、ホームで業者さんから買うのが当たり前だったけど、今はほとんど見ませんね。 この本を手に、また、駅弁を食べてみたいと思います。駅弁大会のチラシが出ると、この本片手にまずチェック。 二種類買って、夫と二人で食べてみます。旅したことのない地域の駅弁が食べられるなんて、便利で幸せな世の中です。(二種類が限界です。コンビニ弁当でも、いっぱい食べるものではないでしょう?) 各会社が知恵をしぼった駅弁・空弁の数々、ただ空腹を埋めるためでなく、なんだかちょっとしたエンターテインメントですね。
今は、駅弁と言われても・・・・
〜しかし、小林しのぶさんの行動に感謝いたします。現在、可成りの数で駅弁が無くなっている 中でこれだけの駅弁大全をお書きになるとは、お見事です。京王デパートの正月の恒例「駅弁 大会」にも色々な意味で参加されている筆者の集大成的な、いやいやこれからも更に全国の駅 弁を発掘して行かれる事でしょう。これで、駅弁本は3冊めに成るのでしょうか? 〜〜うぅ、旨そうです。〜
駅弁は進化している
私にとって駅弁と言えば今はなき信越線の横川駅の「峠の釜めし」だったが、現在はそれほど単純では無いようである。1日限定20個のものや、数日前から予約が必要であったり、ついにはひとつウン万円のものまで出てきている。これが果たして「駅弁」と言えるかどうか。 ホームの立ち売りから気ままに買って、車窓を楽しみながら食べると言う「駅弁」本来のスタイルが過去のものになりつつある。 「ニッポン駅弁大全」と題された本を見るたびに、なぜか悲しくなってしまう。この本に収録された駅弁のうち、本当に買いたいときに買えるものがいくつあるだろうか。豪華絢爛な駅弁もそれはそれでいいが、シンプルな幕の内弁当が懐かしい。
おお、
大御所久々の単行本(ムックでないという意味)!さすがに「空弁」という語がマスコミを中心に定着してきた現状を無視できなくなったらしく、4章のうち1章をそれに割いている。索引が完備しているのもムック類にはない特徴。また、この手の本では常套手段である地域別分類を廃し、特殊弁当の中では素材別、第3章の「限定&珍弁」では特徴別という区分による小節分けをしているのが目新しく面白い。
ちなみに第1章の「普通弁当」と第2章の「特殊弁当」というのは実は旧国鉄時代の制度上の区分そのままで、その遊び心に思わずニンマリ。
「駅弁」が500種類以上集合!
ジャンルやメインとなる食材ごとに項目を細かく分けて、 著者の駅弁考察と共に写真つきでたくさんの駅弁が紹介されています。 「駅弁」と聞いてもあまり詳しくない私は、読む前は 「まぁ地域特産品をあしらった弁当が殆どの世界だし…」などと 思っていましたが、朝限定の朝粥弁当、10000円の高級弁当、 発熱物質によりホカホカを実現した弁当、鯨などの珍味を使った弁当… などなど、意外にもバラエティに富んでいて楽しめました。 本の容量上、オール写真つきというわけにはいかなかったのが少し残念ですが 個性的な容器や内容の駅弁は、眺めているだけで幸せな気分になれました。
文藝春秋
旬の駅弁名鑑800 (エディトリアル) 駅弁ひとり旅 6 (6) (アクションコミックス) この駅弁が旨い! (角川oneテーマ21) 駅弁ひとり旅 1 (1) (アクションコミックス) 駅弁ひとり旅 2 (2) (アクションコミックス)
|